NEC APC-H412

とある方からの依頼で解体しました

基板にはNECのロゴ スイッチはPC98用と非常に似ています 外観の違いはNECロゴの部分が盛り上がっています
PC98用と同じように焼きリベットで止めています 分解したら痕跡が残ってしまいます 封印なんでしょうか

上側カバーを外して見ました クリックバネが見えています 比較のためPC98用と並べました
接点部分は同じものでした、ここも焼きリベットで金属板が止められています

下ケースの違いは見ての通り クリックバネの裏側には音を出すための丸いポッチがあります
ポッチがケースの壁を叩くのです

左のPC98用の上の突起はガイド目的のため接触面は小さくなっています 水色のほうはクリックバネを押すので大きな音が出るように直角に成型されている様子がわかります 軸断面は軽量化の為なのか、かなり綺麗に出来ています
これ以降のタクタイルタイプではエアー抜きの穴くらいしかありません 何でも初期のものは凝った作りになってますね

東芝のMSXに使われていた金属枠のALPSスイッチの改良型(簡易型)と思われます(2003/03/19)