FUJITSU テンキーボード FMR30KB501 JAPAN

以前からFUJITSU製メカニカルスイッチを分解してみたかったのですが,面倒そうで先延ばしになっていました
上手い具合にテンキーが入手できたので早速解体してみました

キーはどこを押してもとてもスムーズに下がります、この板バネメカニカルは5576-001,002と同じように押し下げ時と戻りに音がします 礼儀正しい感じですね

キートップの厚みは3層で3mmありますこれより厚いのは見たことがありません。軸にはフッ素系樹脂が使われています
鉄板にはおなじみのN860....のシール 

基板はんだ面の6本のビスを外すと基板が外れます、右の写真の白い丸が軸を裏から見た写真です

こちらが部品面これなら間違えません、石はやはりFUJITSU、小さいのはモトローラでした

いよいよ核心部です 焼きリベットを2個外すと腕が外れました黄色いシールには裏に丸い樹脂の補強があります
金色に光っているのが導体で押されるとスイッチの円周部の3個の接点と中央の3山の接点をクローズします

こちらの写真は金属板の裏側です、コンタクトレンズのようにお椀型になっているのがわかりますか?
それを逆に反らせるときの音だったのです、だからキーが戻るときにも音が出たのです
IBMの5576-001、002と同じしくみです どちらが先か気になりますがこちらのほうが古そうです

子供のときにこんな仕組みのぶりき玩具があったのを思い出しました(2003/05/21)