Toshiba HX-10D MSX

軸: Alps SKFLシリーズ

ALPSのスイッチだったので分解したくて購入しました タッチはリニアです

6本の3mmネジを外すと キーボードは上筐体に付いていました 筆記体のALPSの文字があります
スイッチは4本脚で写真上の2本がグランドで隣のスイッチと結ばれています

どこかで見たような軸です スイッチを押さえている鉄板の枠が基板下まで貫通しています
不織布の敷物はこれまた、002の旧型と同じです 84年製のようですからこちらの方が先輩なんです
キートップも2色成型上質で底付き音は鉄枠の4箇所の凸と厚さ3mmのキートップが出していますのでとても良い音です
どこを押してもスーっと入ります



基板の半田を吸って枠を外したところです 軸は鉄枠で止められていたようで戻りもプラと金属の音でした

右の写真の楕円の軸シリンダー?内の金属が軸の突起に押され接点を押します 押されると接点はオープンになります
軸が伸びている状態では接点は押されていてオープンになっていますキーを押すと外れクローズになります
この辺の仕組みは後のPC98キーボードのスイッチと同じです

キートップを外す時 軸が金属と当たるので何度も外すと軸の突起部が削れるようです
この枠はプレスで打ち抜かれていますので裏側に多少のバリが出ています
スプリングは2.75φ10.0mmでした